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コンクールと私 その7

全国大会本番の朝。手首の痛みは引かず、演奏うんぬんの前に、まともにピアノを弾けるのか。さすがの私たち親子も、緊張感いっぱいでした。
しかし、本番前日にホテルを抜け出して、怪我をしたなんて先生には言えないので、黙ったまま練習会場へ。
他の子の演奏は前日までで終わり、この日は私しか出番がなかったので、先生のご指導の全勢力が私に注がれました。
痛い。痛い。・・・できるだけ手首に負担をかけないようにするしかできなかった私ですが、先生が一言。
「今日はすごくいいね。昨日までとは別人みたいだね。」
なんと、怪我をしたことで、余計な力が抜けて、それまで弾けなかった細かい音符が弾けるようになってしまったのです。
これには、私自信驚き、なんかいけそうな気がすると錯覚してしまうほどでした。
3時間のレッスンを終え、部屋を出る時、先生が、満面の笑顔で、私の母に「絶好調です」とおっしゃっていたのが印象的でした。
むかえた本番は、好調さを維持し、全国の大舞台で、それまでで一番の演奏をすることができ、
入賞(ベスト15賞)をいただくことができました。
こうして、私の初全国大会は、大成功で幕を閉じたのでした。

つづく

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よしあやさんへ

そんな悪い展開を予想していたのですか!
子どもの頃は、あれこれ考えずに練習でやってきたことを発揮できるかどうかだったので、良い方向に結びつき、ラッキーでした。

手首が痛い→手首固定?→手首をかばう→腕の重みのない表面的な音になる→気持ちも乗れない→不完全燃焼 かと思ってしまいました。私は手か痛い時はそんな感じになります。

よしあやさんへ

そうなんです。
ピンチをチャンスに変えるというのを地でいったようなものです。
でも、結果オーライだったから良かったものの、あの時本当にピアノが弾けないほど痛めていたらと思うと、今でもぞっとしますね。
ちなみに、想像していた違う結末ってどんな内容だったんですか?

違う結末想像してたんで、びっくりでした。面白かったです。体の防御作用がいい方向に働いたんですね。
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Author:じゅんじゅん
音楽と食べ物をこよなく愛する、ちょっとおまぬけな30代です。

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